i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

頭よしよし

『あはははは!なんでやねやんっ!!!』

と娘が笑いながら息子にツッコミを入れ、息子のベッドから這い出てきた。

バカンス中は普段よりゆっくり起きる娘&息子だが、どうやら今朝は娘が息子よりも先に目が覚め、1人先に起きたらしい。二段ベッドから下りると下段にて気持ちよさそうに爆睡する弟を発見した姉は、弟を起こしてやれというイタズラ心から寝ている彼の横にゴロンと寝転びくっついてみたとのこと。すると、弟は何を考えたか自身の横で寝だした姉にむかって上から目線で

『よしよし、かわいいなー』

と、頭を撫でながら呟いたらしい。

彼の普段のそっけなさから考えるとあまりに予想外の行動で、娘はびっくりするやら気味が悪いやらで飛び出てきたのだ。笑いながら一部始終を語り、終いには

『ないわ!ないない!ありえへん!なんで私がよしよしされる側なんよ!!』 

と娘が言い出した。私も息子の奇行に爆笑するも

『えー、そんなん別にどうでいいやん。というか、普段のこと考えたら超レア体験やで!!』

と反論。

娘『いや、実際やられたらびっくりするで!?なんでやねん!って言うって!』

と主張するので

『でもママも同じようにヤツが寝てるの邪魔しにいくけど、もんのすごい嫌な顔して背中むけられるねんで。寝てる時の邪魔するなオーラすごいやん。あれよりは可愛げあるからいいって。まあ、めげずに頭撫でたりするけどさ。』

と返すと

娘『じゃあ、あの頭撫でるのママの真似じゃないの?ママがするから私もされてんやん。』

ママ(私)『いいやん!鬱陶しがられるより!』

娘『私もこないだ朝、ママが寝てて起きへんから頭撫でたらママ滅茶苦茶鬱陶しそうな顔して寝続けてやろ!!』

マ『!』

娘『よぉ言うわっ!!』

マ『しゃない!寝てる時は!っていうか、じゃあ三人とも頭撫であってるんやん!!』

娘『うわっ!ほんまやわ!』

マ『でも、いつもいつもじゃないんやしさ。たまにはなんかいいやん。』

娘『いつもやったら不気味やわっ!』(笑)

マ『そりゃそうや。急に毎日デレまくられたらびっくりする!』(笑)

 

などと、母&娘で朝から寝ぼけた息子の奇行をネタに爆笑するも、息子は横で若干バツが悪そうに照れてだまっていた。

『もうちょい大きくなったら、彼女にでもしてあげ。』

とフォローしようかと頭をよぎったのだが、ただでさえ身内以外じゃオネエサン好きタラシ気質の息子につき、そんな事を言うと、ろくなことにならないなと思えたので、フォローはやめて黙っておいた。

 

五年後くらいには言ってやろう。