椅子取りゲームじゃあるまいし
ほんの数時間前、私が夕食を終え一人食卓で赤ワインを飲んでいると娘がやってきて
『なんで私が冷蔵庫に張った社会の答案用紙はがしたん!?』
と詰め寄ってきた。
娘『せっかく18点とれたから記念に張ってたのに!』
マ(冷蔵庫にはるどころか日記に掲載しちゃったんですけど…とゆうか、写真撮ってからどこに置いたっけ?)『…』
娘『80点やで80点!!社会で80点ってすごいねんから大事にして。』
マ『?何が?』
娘『だから社会が。100点やったら80点やん。』
マ『誰かさんは数学が得意だと伺っていたのですが?20点満点中18点は100点満点やと何点になるでしょう?はい、答えは?』
娘『!!90やん!90!!90点!!』
マ『はい、せ~かい~。』
娘『!!すごいやん、あたし!!すごくない!?』
と、再び数日前の社会のテストの点数を100点満点換算し2度目の喜びをかみしめる娘。よほどうれしかったのか、彼女がベッドに入ってからも
『ママも手伝ってくれたけど、やっぱり当日頑張ったわたしがえらいよな~』
などと調子に乗りながら、2段ベッドの下段で息子がウトウトとしだしているのを他所に二人で笑いあっていた。それから、もういい加減に寝ないとと彼女を促し『おやすみ』とゆって電気を消した。しばらくして、友人から携帯電話に着信があったので少しの間電話で話をすることになった。電話を切ってからふと子供たちが寝たかどうかと気になって見に行ってみると二人ともよく眠っていた。起きていると憎まれ口もたたくし騒ぐしうるさいし、なんて奴らだとよく思うのだが、眠っている我が子はやはりかわいく思った。それから知人に頼まれていた事務作業を終わらし、ゆっくりお風呂に入りながら『明日の日記はこうだなー』と呑気に想像したりしていた。
お風呂から上がり、そろそろ寝ようかと自分の布団をめくると何故だか娘が寝ている。
なう。
…そう、現在進行形である。現在夜中の1時半過ぎ。すっかり眠ったと思っていた娘が何の嫌がらせか私の寝床を占拠しているのである。母にどこへ行けとゆうのだ?眠っていようがかわいくない場合もあるのだと実感した瞬間だった。
彼女を起こそうにも奴は一度寝入ったらなかなか起きない上、夜中に起きたらおきたで寝れないと言い出すだろう。おまけに中途半端に軽く揺さぶったりしようもんなら寝相スイッチがオンになり、やたらと寝相が悪くなるのだ。だからと言って娘のいつも寝ている二段ベッドの上段はやたらと落ち着かなくて寝にくいことは実証済みだ。
かつて娘が修学旅行中、彼女が不在だからと二段ベッドに寝たことがなかった私は面白がってビールとおやつと漫画をもって彼女の寝床である二段ベッド上段で一夜を過ごしたことがあるのだが、起きて漫画を読んだりしている間はいいのだが、いざ寝ようと横になると存外寝心地が悪く結局明け方まで寝付けなかったのだ。
いっそ、主人に『本日のベッドは早い者勝ちとなりました。あしからず。』とでも書き置きして主人の寝床を私が占拠するか?…いや、しかし、そうすれば180センチ以上の長身の主人が二段ベッド上コース…己をとるか主人をとるか…はたまた覚悟を決めて娘を起こすか…なんでこんなことになったのだろうか…お風呂で想像していた日記が書けないどころの話ではない。いや、とりあえず、寝ちゃったふりして主人の寝床を占拠することにしよう。もはや、眠気がピークである。
彼は私を起こすだろうか?
はたまたそっと自ら残された一席に向かってくれるだろうか?
明日の朝は私はどこにいるだろうか
願わくば主人の寝床でありますように
日本のみなさま、入れ違いにて失礼します。
それでは、素敵な一日を。
おやすみなさい。
※追記
昨日の日記の『おはじき』は『お手玉』のことでした。
おはじきじゃ雑技団にははいれませぬ。
大きな誤字にお詫びいたします。
『おはじきはビー玉みたいなやつ!!おてだまやろ!』と
親切にもラインで今まさに教えてくれた姉上
メルシーボクー
お礼に貴女の話もいつの日にか書かせていただきましょうぞ
かわいいかわいい妹より