ご馳走の日
3月3日は桃の節句、昨日はひな祭りの日であった。
海外在住であろうと女の子がいる日本人の御家庭だと、桃の節句に、お内裏様とお雛様の二体の雛人形を自宅に飾られていることがよくある。日本から遠く離れてはいるものの、そんな風に日本の伝統行事を子供と楽しめるのはなかなか素敵なことだと思う。そう思うからこそ我が家でも子供たちと、やれ七夕だの、正月だの、節分だのと様々な日本の伝統行事を楽しむようにしているのだ。
我が家には雛人形もなく、お雛様たちを飾ることもないのだが、せっかくの女の子のお祝いの日なのだし、祝うことは忘れない。
昨日は夕食に、私も子供も大好きなちらし寿司をつくり、さらにデザートにバニラアイスにイチゴをかわいらしく飾り、日本酒を少しのみ(母だけ)、我が家なりに桃の節句をお祝いした。
夕食後、バニラアイスを食べていると娘が
『お雛さんってさ、お寿司食べてデザート食べるだけよな?』
と呟いた。
たしかに、祝いにかこつけてご馳走食べてるようにしか思えなかった。
アウェイで伝統行事はなかなかに難しい。