i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

エイプリルフール適用外

昨日はエイプリルフールであった。

フランスでは、4月1日のことを【Poisson d'avril(ポワソンダヴリル)=四月の魚】と言い、日本の「嘘をつく」という遊び以外に、魚の形のお菓子を食べたり、友達の背中にこっそり魚の絵を描いた紙を張り付けたりと、魚にちなんだ遊びをする。

 

そんな昨日、我が家の娘&息子も学校から帰って来るや、それぞれの学校での魚遊びの様子を教えてくれた。

息子の学校では、息子の担任の先生の背中に20枚以上の魚の絵が、生徒たちによってこっそり張られたらしい。何も気づかない先生は

『校長先生の背中に魚の紙を張れた人には飴一箱をあげるわ!』

と、自身の後ろ姿など想像せずに子供たちといたずらを考えていたとのこと。結局、残念ながら校長先生の背中に魚は張れなかったらしいが、その担任の先生の姿があまりにおかしくて楽しかったと、息子は嬉しそうに私に話てくれた。

娘も、いつも厳しい感じの先生の背中に魚の紙を張りにいって、ばれて張れずに終わった話や、クラスの男の子たちが魚の紙を警戒して背中を壁に向けて横に歩いていたというおかしな話を楽しそうにしてくれた。

ここ数日うまく進まない事務手続きに辟易とし、若干やさぐれていた私は、子供たちのそんな楽しそうな様子を聞けて嬉しくもあり、羨ましくもあった。

『いーなー。ママも遊びたかった~。日本にはそういう遊びなかったからなあ。あったら全力で張って回ったのに~。』

と、ぼやくと娘に

『やろうな。ママ、好きそうやもんな。むしろママが今日学校来てたら悲惨なことになってたやろな。』

と返され、こんな楽しい行事がある日に私は何をしてたんだと、昼間の書類作成の時間に魚の張り紙の一つや二つ作って子供たちを迎え撃てばよかったと、己の面白みのなかった朝からの行動をひどく後悔した。

『あ、そうや。』

急に娘が言い出した。

マ(私)『?』

娘『今日、国語の期末テスト帰ってきてさ、何点やったと思う?』

マ『!?期末!!?そんなんあったん?え、そんなん言うくらいやし良かったん?』

娘『ふふ。なんと!!なんと!!20点満点!!すごくない!!!?』

マ『え!!!?うそ!!?すごいやん!?ってか、いつの間に(テスト)あったん!!?』

娘『いや、私もテストあるん忘れてて。先週テスト配られて気づいたん。』

マ『!やめてそういう、おっそろしいことするん!!でも、すごいやん!それで満点て!』

娘『ふふ。まあ、嘘なんやけどな。』

マ『は?』

娘『今日エイプリルフールやし。嘘許される日やん♬あ、ほんまは17点な。』

魚遊びにばかり気を取られていた私は、すっかりエイプリルフールの嘘遊びを忘れていたのだ。娘にそう言われ、ようやく自分がエイプリルフールの嘘に騙されていたのだと気づいた。

マ『ははああ!!?なにそれ!!も~!!くやしい!!…ん?まってまって!嘘ってどこからどこまでよ?期末はあったん??』

娘『エイプリルフールやし怒ったらあかんねんで~。嘘なんは20点ってことだけやで。』

マ『は?じゃあ、期末があったけど、すっかり忘れてたってくだりは嘘じゃないん?』

娘『ああ、それはほんまやで。でも今日は嘘大丈夫な日やから、怒ったらあかんねんで♬17点あったんやし、いいやん♬』

マ『……いや嘘とかどうとか…もう、なんてゆうか…』

ショックを受けている母を見て、まんまと嵌めれたと娘は上機嫌に笑っていた。

 

点数を騙されたショックより、期末テストを忘れるような娘にこそショックを受けていたのだとは、娘は知る由もない。むしろ、母はそれこそが嘘であってほしかった…。