i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

蓼食う虫も好き好き

現状を鬱々と呪ったところでどうしようもないと思った昨日、気分転換に子供たちと近所の公園へ行ってきた。

まだ2月だというのに異常気象なのか気温が20度近くもあり、気持ちのいい晴天だったので子供達はキックボードを、私はカメラとルービックキューブを持って出掛けた。

途中でスーパーに立ち寄り、おやつを買ってから三人で目的の公園へと向かった。

公園へ着き驚いた。

なんと桜が咲いていたのだ。

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4月になると桜の開花具合がどうだと独自の桜前線なるものを天気予報で繰り出すお国柄の影響だろうか、私も例にもれることなく桜が好きだ。まさか2月のこんな時期に桜に会えるとも思っていなかったので、ここ数日の鬱々さを忘れ一気にテンションがあがり、持っていたカメラで写真を撮った。

母が桜の前で嬉々としてるも、さほど桜に興味のない娘&息子はそんな母を微塵も気にかけることなくキックボードに乗ってサーーーッと先に進んでいってしまい、しかたがないので慌てて子供達を追っていった。

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天気のいい暖かな公園には、芝生に寝転ぶ人、ベンチに座って本を読む人、携帯で音楽をきく人、携帯ゲームをする人、談笑する人達、遊具で遊ぶ子供、ボール遊びする子供、卓球をする子供と大人……沢山の人が日光浴をしながら思い思いのことをして、それぞれの時間を楽しんでいた。

私も子供たちを追いかけて着いたアスレチックのあるエリアで、空いているベンチを見つけたので、上着をぬいで鞄を置いて腰をおろした。すぐさま娘&息子も私のいるベンチへとよってきて上着を放り投げるとTシャツ一枚となってどこかへ遊びにいってしまった。おやつも忘れて遊んでいるならほっておこうと、私も一人時間を楽しもうと思い、ここ最近のマイブームであるルービックキューブを取り出した。ガチャガチャガチャガチャしながら、時折よってくるに娘&息子に声をかけたり、カメラを手にし写真を撮ったり、おやつをつまんだりして、暖かい午後の公園を楽しんだ。

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ふと自分の状況を想像し、公園のベンチで一人ガチャガチャガチャガチャと真剣にルービックキューブをまわす女というのは、もしかすると若干異様な光景かもしれない、と珍しくそんなことを思い、周りを見渡したのだが、目の前に恰幅のいい年配のおじさん二人が子供を押し退けて真剣に卓球をしてたり、サングラスをした男性が一人でニヤニヤとイヤホンしながら携帯を触っていたりしているのを見て、皆好き勝手してるのだし、さほど気にすることでもないなと思い、ルービックキューブを再開した。

どうやったら全面を揃えられるのかと考えながらルービックキューブを楽しんでいると、近所に住んでいる親しい友人から連絡があり、一緒に遊ぼうというお誘いを頂いた。私たちのいる公園へ来てくれるとのことだった。電話を切り、友人を待ってる間に再びガチャガチャと続けた。

ガチャガチャガチャガチャとルービックキューブに夢中になっていると、気づけば友人が娘さんを連れて私の目の前に立っていた。顔をあげると友人に、

『なあ、わりと不審やで。』

と言われた。

さっき自身で確認済みだった私は、すかさず彼女に

『あっちの卓球のおっちゃんらとか、あっちの携帯の男の人とかと、さほどかわらん動きやと思う。』

と反論した。

『いや、今時一人で携帯さわるとか普通やしな。卓球のおっちゃんらも卓球台で卓球やってるんやし何もおかしくはない。』

と言われ、

『ベンチでルービックキューブの何があかんのかが全くわからん!』

と言うと

『何て言うか、大人が今どきルービックキューブ真剣にやってるのが、なんとも言えん感じ…かな……』

と言われた。

 

はっきり言って微塵も納得がいかなかった。

そんな言葉じゃ折れません。

 

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