息子との勉強
昨日酷く上がった娘の熱も完全に下がり、今日はすっかり元気になっていたものの、少し咳こみだしていたので大事をとっていつもの音楽教室をお休みした。毎週末に音楽教室の予定や遊ぶ用事を詰め込むので、今日のように1日予定なく家にいるというのは主人を除く我々三人にとって珍しいことであった。
朝からゲームをしたりアニメを見たりとだらける子供たちに、さすがに一日中こんなダラダラし続けるのもどうかと思い、宿題でもやったらどうかと促すも、こんな時に限って二人ともさほど宿題がないときた。しょうがないから、息子に日本語の勉強でもしようと持ちかけた。
息子は基本的に勉強が苦手で、そもそも何故に勉強が必要なのか?とさえ思っていそうなくらいに勉強に興味がない。私とて似たようなものであっただろうし、今でもその気持ちはわからなくもないのだが、さすがに小学生にして落第しかけている彼をほっておくわけにもいかないとは思っていて、少しでも勉強に興味がわくようにと、時折時間があるときに、彼の苦手なフランス語ではなく日本語で算数や国語を教えているのだ。日本語で私や娘とする勉強は、彼にとって学校の宿題をするということとはまた違い、特に嫌がるわけでもなく、わりと楽しそうに取り組んでくれる。
今日の午後もそんな息子に日本の算数と国語の問題を出してみた。娘がちらちらと息子の様子を見て、あーだこーだと世話を焼いていたので私は娘に任せて台所で片付けをしていた。
しばらくすると、息子の勉強が終わったのか娘が私のところへやってきた。
娘『ママ!ちょっと!』
マ(私)『どうしたん?全部できた?』
娘『ちゃんとやりやったんやけど、見てみて!』
マ『???』
娘『いいから!!』
彼女に言われるがまま食卓へと向かい、息子がやった国語と算数の問題プリントに目を通した。
問題 : 学校につくには家を何時何分にでればよいですか。
【答え : 7:45分にでなあかん】
娘『答えとしては間違いではないし、あってるんやけど、この言い方はありなん?めっちゃ答え関西弁やねんけど?』
マ『笑。たぶん質問にちゃんと答えてる気分やったんやろうな、ママ的には丁寧やし◯。』
娘『じゃあ、これは?』
問題 : 六字のことばをかき出しましょう。
【答え : ヨーーヨーー】
マ『なしやろっ(笑)!!』
娘『よな?』
マ『これ、答え【ヨーヨーつり】よな。これじゃあ、三角くらい…』
娘『でも、ヨーヨーちゃうで。ヨーーヨーーやで。(笑)』
マ『たしかに、ヨーーヨーーやしな。(笑)』
『じゃあ、バツで…いや、でもやっぱり三角はあげよ!!おしいっちゃ、おしい!』
母娘で、息子のプリントを添削しながら、どうしてこうなる?と笑いながら議論をするも、全く意に介すことなく横でゴロゴロ漫画を読むお気楽な息子がいた。
やはり、彼との勉強ほど難しいものはないなと思った。