空白の一週間
『王様の耳はロバの耳ーっ!!』と言いたくとも、壺にたどり着けない。たどり着けども、王様の耳がロバだったか、ウサギだったか、むしろ、そもそもあれは王様だったのか?…というぐらい、その日の記憶さえもが曖昧となったこの一週間。隙を見ては写真を撮ったり日記の下書きをしたりもしたのだが、健闘虚しく空白の一週間となった。そんな一週間をダイジェスト版として書きとどめておくことにした。
【1日目】 怒涛の忙しさとなる一週間が始まるも、変わらず日記を書き出した。が、疲労困憊状態で書きかけ途中で携帯片手に寝落ち。
【2日目】正月明けのだらけきった頭には追い付けない多忙さ。上手く日記を仕上げる時間が作れず "下書き一覧" から書きかけの日記が出て来れず。
【3日目】あわただしくバタバタしすぎて、パソコン作業に必須のマウスを紛失。いくら探しても見つからないマウスと、目まぐるしく変わる長い一日を書き留める余裕のなさに悔しさを覚えた。
【4日目】出掛ける前に化粧をしようと化粧ポーチを開けると、ポーチの中になくしたマウスを発見。ファンデーションや化粧下地、ハンドクリームらとマウスが一緒になっているシュールなポーチの中を見ながら己の行動のヤバさを実感し、日記の一時休止を決意。
【5日目】寝坊した。巻き添え食った娘が危うく遅刻しかけるも、朝食をぬいて自宅を出発することで無事遅刻回避となった。己の気の回らなさに落胆しながら、いつも読ませてもらっていた人様のブログが恋しくなった。『インドにいきたい』と『水餃子が食べたい』『あと10年したらママは旅に出る』を連呼しながら脳内現実逃避を試みた。
【6日目】抱えていた案件の大半が無事終了。数ヶ月に渡り寝る時間と食べる時間、ひいては日記の時間までも費やしたのに、全てが無償の作業であったことを終わってから改めて実感し『貧乏暇なし』という言葉を思い出した。しかし、無償だろうと何かをやりきったということを称えたくなり、好物の激辛四川スープを食べ、さらにはジェラートまで食べに行った。その後、早々に爆睡。
【7日目】朝遅く起きると娘から、いつもは無音で寝ている母(私)が、信じられないぐらいにうるさいイビキだったと苦情がきた。どうせなら動画をとってくれてたらよかったのに!と言い返し、次回は動画を撮ってくれることとなった。日中にやるべき作業を終わらせビール片手に日記を書いている現在へと至る。
ざっと振り返り書き連ねるも、娘&息子のことは愚か、自身の行動の詳細すら曖昧な一週間であったように思う。
たかが二ヶ月続けていた日記をたかが一週間休止するだけが、三日坊主の私にとってはかなり勇気のいる行動であった。ともすれば、このフィールドに帰ってこれなくなるのでは、と。ましてや休止直前に『ブログを早々にやめるタイプ』について書かれていた記事を読んでいた私は、休止当初、何度となくそれらのタイプに自分は該当しないだろうかと思考したりもしたものだ。
一週間ぶりに無事にこのフィールドに帰ってこれて喜ばしく思う。
詳細のないダイジェスト版につき、せっかくなので写真だけでも載せておくとする。
フランス伝統菓子『ガレットデロア』
これにまつわる息子エピソードがあったのだが、既に過去の産物へ。
日系の書店にて、かつて愛用していたクロッキー帳を発見するも、あまりの様変わりに思わず激写。やはり時代は『萌え』と実感。
自身の寝不足気分とは相対する朝一の晴れ空を見ながらそのまま飛んでいきたくなった。
いつきても酔っぱらってる店主がいるワイン屋。声をかけたら一杯くらい試飲させてくれただろうが苦渋の思いで素通り。
いよいよ食生活までもが荒れだした。しかし、子供達は大喜び。
大好物ケバブサンドイッチでエネルギー補給。
ご褒美、激辛四川魚スープ…
からのデザート、ジェラート。久々のジェラートに娘&息子とはしゃいだ。
娘&息子が寝てからの日記復帰祝い水割り。
なう。
乾杯。