反動
お正月の3日間、ひたすら三食お節を食べて過ごした。
年に一度のご馳走だとお節料理をたっぷりと堪能したのだが、冷静に考えると
3(朝昼夜)×3日=計 9食
9食も連続して同じ料理を食べていたのだ。そこまで連続して同じ料理を食べることがそうあるだろうか。否、大量に作ったカレーとて2日目カレー、3日目カレーと楽しむことがあってもそれらが毎食続きはしないはずだ。三が日が過ぎ、お節が冷蔵庫から姿を消したと同時に私&娘&息子にお節過剰摂取による副作用が現れたのだ。
とにもかくにも和食以外が食べたい病
である。食べることに関し恐ろしいまでに貪欲な我々3人は、お節はもう見たくないとか嫌悪感があるとか、あれだけ食べておきながらそんな思いは微塵も抱いてはいないのだが、もやは本能だろうか、ジャンキーさというか、辛味や癖のある香り等をこの上なく欲しだしたのだ。
フランスには様々な国の人間が住んでいて、そのおかげであらゆる国のレストランがあり、あらゆる国の食材がわりと簡単に手に入る。そんな中で生活している我が家は、日本人家庭とはいえ毎日和食だけを食べているわけでもなく、どうせなら色々楽しまねばと、わりと異国情緒豊かな料理を普段から作って食べているのだ。そんな生活をしている中、【和食以外を食べたい病】にかかった我々は本能のまま食べたいものを言い合いながら夕食を決めていった。
その結果
1月4日 レッドカレー(タイ)
1月5日 大量キムチ入りビビンバ(韓国)
と、10才と12才との食事とは思えない激辛料理が二日間続き、さらに今日1月6日 は未だ未定ながら、
娘案 羊肉水餃子 (中国) vs 母案 フォー(ベトナム)
といった2案で争い真っ只中となっている。さらに、控えている案として
ユッケジャン(韓国) by 母
肉まん(中国) by 娘
ケバブ(中東) by 息子
がある。
いくら普段から異国情緒豊かな食生活とはいえ、お節料理という純和食からここまで極端に異国料理オンリーの食生活となると、せっかく堪能したお節の有り難みが薄れていってしまうように思えてならない。むしろ、娘&息子にとってはこの数日の異国料理とお節料理はさほど大差がなかったかもと思えてき、お節愛に溢れる私としては、同じく【和食以外が食べたい病】ではあるのだが胸中が複雑なのである。
明日1月7日は日本では、朝食に七草粥をいただく日である。一年の無病息災を願うとともに、お正月で暴食した胃を休めるという意味もあるとのこと。
どう考えても追い討ちをかけにいってるとしか思えない我ら3人の胃腸はこのままでいいのだろうか。おまけにバカンス最終日である今日の朝御飯は恒例スタバ朝御飯となるのだ。
このまま本能に従うと胃腸がまずい気がしてきた。
落ち着くためにも、七草粥を作ろうか本気で考えてみることにしよう。
参照 :
https://i-chi-tora.hatenablog.com/entry/2018/11/05/010037