憎まれ母さん、世に憚らん
早いものでこの裏日記を初めて2ヶ月が経過した。自称も他称も三日坊主といわれた私が2ヶ月もの間、たまに書かない日もあったとはいえ日記を書き続けてきたのだ。もはや、
『誰にも三日坊主とは言わすまじ。』
と、気分はふんぞり返っている。
しかし、あらゆる周りの人間にひた隠しにしている裏日記の継続具合を、誰かに自慢できるわけもなく、なるほど秘密裏にするとはこういうことかと、声を大にして自慢できない若干の残念さも否めない。
ここ数日、そんな少しの残念さと共に、ここまで継続出来たからこその弊害が発生したことがあった。
先日行われた友人達とのクリスマス会に、家族四人揃って出席したのだが、談笑が進む中なぜか話題がSNS関連となり、そしてさらにはブログの話しにまで発展。裏日記の存在を最もばらしてはならない主人と子供達までその場に居たため、これはまずいと困った私はひたすらに生返事を続け、ごまかし、すっとぼけ、ブログなんて知らぬ存ぜぬといった顔を貫き通したのだ。クリスマス会という楽しげな空気の中で談笑しつつ、胸中でアラートがなりながらもにこやかに嘘を突き通す自分の暗黒具合を感心する羽目になった。
さらに一昨日、娘が冷蔵庫から卵を取り出し
『This is an egg !!』
と、私に卵を見せつけ言ったのだが、私はその一言があまりの衝撃で思わず
『どこで見たぁ!!!?』
と口走ってしまったのだ。よもや、日記のピザの記事を読んだのでは!!?と瞬時に思ってしまった故だ。
娘は、
『はあ???えと、、、英語の授業とか?』
と、単純に習った英語を使おうと実践していただけった。母の言動が理解不能だという顔をしている娘に苦し紛れに
『何言ってるんやろな……ちょっと、やばいかな……寝てた…かな』
と言って誤魔化した。
普段からボケたおしているおかげでか、またママがおかしな事言ってる、といった感じで軽くスルーされた。うまく誤魔化せて安堵できたものの、そんなおかしな言い訳が通るくらいに母をおかしく思っているのかと問い詰めたくもなった。
面白がって始めたとはいえ、やはり隠し事を貫き通すにはそれなりの精神力がいるのだと実感したのだった。
しかし。しかしだ。だからといって、ここで心が折れるほどの真っ当さを生憎と私は持ち合わせておらず、むしろここまでくると中途半端で終わるものかと意志がさらに強く黒くなってきている。
元々、この裏日記は書きためていき、ゆくゆくはサイン入り書籍にして我が娘&息子と主人に、
『実は日常を世間に公表してました。』
と言いながら渡してやるという計画なのだ。スタートから真っ当ではないのだから、今さら真っ当ぶる気はさらさらない。毒を食らわば骨までだ。
2018年も残り後2日となるも、我ながらなんと爽やかさに欠ける日記だろうか。
こんな暗黒な日記でいいのかとも思うのだが(気持ち程度)、これがまた楽しくやめられないのも事実。
次は3ヶ月目を目指して書き続けていこうと思う。
とにもかくにも、ばれるようなヘマをせぬよう、
気を付けまする。
参照 :
サムの有名なピザ - i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記