i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

祝辞

私には姉がいる。

小さい頃から対極のような存在。色白美人に品行方正に見えるお嬢さんキャラの彼女は、何から何までもが私と似ていない。

『白い方と黒い方』 

という一言で説明がつくくらい、一見すると違い、二人は全く気が合わなそうに見えるだろう。

しかし、私と姉は仲がいい。

というより、私が彼女を好きなのだ。

理由は色々あるのだが、一言ではいいきれない。対極だろうと似てなかろうと嫌いになることはないだろう。

 

たとえ、私が昼御飯を食べた直後だと説明したにもかかわらず、姉がマスターしたての得意料理をきっちり一人前つくり、『ハイ。』と笑顔で食べろと出してくるくらい人の話を聞いてなかろうと、

 

ピタサンドが美味しい!と言い出し、自宅にてピタサンド生地作りに没頭し、夕食後にデザートよろしくハンバーガー的食べ物を家族全員に出してくるような無茶振りをしようと、

 

試験期間中に勉強している私に、姉がひたすら横で話しかけてきたあげくに、蚊に刺されて痒いから掻いてくれとあり得ないくらいの暴君っぷりをだしてこようと、

 

姉が英会話にはまり、毎日何度となく携帯に電話をかけてきては無理矢理英会話をやらされ、限界を感じ彼女の携帯を着信拒否設定にした経験があろうと、

 

私と愛犬が部屋でくつろいでいる時に姉がドアを開けて入ってきた瞬間、彼女に愛犬が吠えてかかり、ムカついた彼女は仕返しに愛犬の大切にしていたぬいぐるみをクローゼットに隠してしまうぐらい大人げなかろうと、

 

姉の結婚式前日にマイコプラズマ肺炎となり、なんとか回復せねばと思いながらも布団で死にかけていた私のところへやってきて、翌日の自身の結婚スピーチの添削をやってくれと頼み、ちゃっかり自分の原稿をしあげたくせに、その結婚式の披露宴にて、スピーチはしないと断っていた半病人の私にまでスピーチのマイクをアドリブでまわしてくるような暴挙にでようと、

 

それでも、

村上春樹氏の小説『騎士団長殺し』を、

『騎士団(きしだん)、長殺し(ながごろし)!』

と思っていたり、

道路標識を確認せず交通違反をきられた旦那さんに向かって、

『表札ちゃんとみな!』

『表札!!表札!!』

と根本的に間違ってたり、

うちの息子に魔法石(携帯ゲームの重要アイテム)を勝手に使われて、本気でしばらく凹みまくっていたりする、

そんな彼女は私にとっては最高の姉なのだ。

願わくば、うちの娘&息子も私達のように仲のいい姉弟となりますように。

 

ハッピーバースデーディア  姉上

そして、

ハッピーバースデーディア  兄上

二人ともへ、おめでとう。

 

夫婦お揃いの誕生日の今日

めでたいので、姉について綴ってみた。

 

いやはや、いとめでたし。