i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

Background of 裏日記

人生で初めてこんなにも連続で日記を書いたことに感動する。早くもこのブログを始めて10日以上経つのだ。

10数件の記事を読み返し、なんとも慌ただしい我が家だと思いつつも、書ききれていない珍事がまだまだあるんだがと、少し残念にも思える。

先日、父と電話で昔の話をしたのだが、

『あんなすごかったこと、なんで覚えてないの!!?』とか

『えー。あれ、そうやったけ?』

とかなんとか、言いあったことがあった。

20年以上付き合ってる友人達とも、『えー、覚えてないのー?』と最近よく言うようになり、我々は確実に老いていく生き物だと実感する。そう考えるとこうして記憶を残していくことはとても有益に思う。さながらセカンドブレーンのようだ。

今だからこそ、そんなことをぬけぬけという私だが、生まれてこのかた自慢じゃないが、一度たりともこんなに長く日記を続けたことがなかったのだ。交換日記すら無理だった。自他共に認める3日坊主ぷりだったのだ。小学生の頃、友人からかわいい鍵付きの手帳を誕生日プレゼントにもらったことがあったのだが、それは普段は使うことがないような厚みのある小さな本のようなノートで、さらに金具の鍵穴がついていた。その秘密感ありありな感じがとても嬉しく、日記を書き出したことがあったのだ。しかし書き続かなかった。かわいい日記帳が部屋で転がっていた記憶はあれど、日記を書いてた記憶がないのだ。恐らく一週間も書いていなかっただろう、本当に記憶がない。最初の1ページの半分に何かが書かれてたような気がしないでもない……となると、一週間どころか半日だったような気さえしてくる。

この半月、いや、むしろ日記を書き始めたこと自体が私にとって、もはや奇跡に近いのだ。きっかけは旦那さんが不在気味な上、仲のよかった友人が引っ越し、行き場のない私の日々の鬱憤を晴らすためだった。半ばやけになり、持っていた携帯電話で『ブログ 書く』を検索し登録し、一日目の記事を書くに至ったのだ。そんな突発的だったものの、10日以上が経ったのだ。

実は、それまでブログというものをよく見たことがなかった。書き出してから数日経ち、ブログとはどんなものがあるのかと『ブログ 人気』などを検索し調べ、世の中のブログに書かれた情報量の多さにびっくりした。そこからは、『ブログとはなんぞや????』となり、『ブログ』『日記』『エッセイ』『コラム』なんかも検索にかけウィキペディア様に問う始末。もはや脳内で一度ブログゲシュタルト崩壊が勃発していた。

しかし、"王さまの耳はロバの耳ごっこ"で日々のストレスの憂さ晴らしとしている私。脳内で崩壊が起きようと、あってようとなかろうと、有益情報皆無だろうと地味な己のストレス軽減のためだけに続けていく気はまんまんだ。なぜなら娘&息子の奇行と愚行が待ったなしで巻き起こる我が家。悩んでる暇もなければ書くような有益な情報なんぞ出ては来ないのだ。漠然と意味も見いだせない中、外見の可愛さだけに乗せられて書き続けることは不可能でも、『いつかばらしてやる!!』という嫌がらせ心だけでこうも続けていけるとは、己の性格の悪さに感心する。鍵付き日記から30年ほど経ち、よもやスタンス真逆の公開日記をやりだすほどの屈折具合。人の変わりようとは恐ろしい。

ちなみに現在この日記の存在を知っているのは地球上で姉夫婦の二人、あとは我が家の一員になりたいと10年以上も前から言っている準家族ともいえる都内に一人暮らしをする女性一人だけである。そう、娘&息子においてはタイトル部分にも記述済だが、実は旦那さんにも同じくとしてこの日記の存在を知らせていない。あまりに愚かなことをした日には文字通り公開処刑としてやろうぞと、内心思いつつ何食わぬ顔で生活をしているのだ。面白くないはずがない。辞めれますまい(ニヤリ)。ばれないように誰も知らないメールアカウントからブログを作り、最近はインスタ裏アカまで作っている徹底っぷり…

 

 …とこんな自白を寝ている旦那さんの真横でつらつらとパソコンに打ち込んでいく己の性格の悪さを楽しむ天気のいい朝。愉快でしょうがないよね。

 

気持ちよさそうに寝る旦那さんよ

『ロバの耳の王様は、耳をばらした床屋さんを怒らなかったらしいよ。』と言いながら

 いつの日にか、この日記を自費出版サイン入りの書籍にして贈呈しましょうぞ。

 

それまでどうか、愉快で愚かでいておくれ。