i-chi-tora’s ura-diary 一虎裏日記

"王様の耳はロバの耳"よろしく、徒然なるままに憎らしくも可愛い娘&息子の愚行を愛をもって暴露していくことを中心とする裏日記

キレギレなるままに

昨日はなんとゆうか、ついていない1日だった。ついていない?いや、嫌な1日だった。あまりの鬱屈とした気分に日記を書くのをためらったが、毎日毎日子供たちとはちゃめちゃな日があるわけもなく、笑えない書くに耐えない日もあるが、むしろこういう時こそ書いてやれ!と思えてきたのだ。昨日は本当にスタートから酷かった…

 

 

私の気分は午前中に予約してた美容院にいけることが楽しみで少し浮かれていた。

朝、いつものように朝ごはんを餌に息子を起こした。なんとなくテンションが低い息子。パジャマから服も着替えずに食卓についた彼に『先に着替えたらいいのにー』と言いながら、チキンと野菜のサンドイッチを出した。やはり、テンションが低く、ご飯を前にしてノーリアクション。(ちゃんと寝れなかったんかな?)とか考えている母に『食べにくい。』だの『具がおちる。』だのと文句を言い、あげく肘をテーブルにつき出す始末。いくらこちらの気分がよかろうとそんな物言いをされると、こちらも気分が悪くなった。具が落ちると訴えるサンドイッチをとり、キッチンペーパーをまきつけて

ママ(私)『はい。これで大丈夫やろ。これで気に入らんなら食べるな。』

と怖い顔をして息子に言った。

『…ありがとう。』

両者共に不機嫌と認識しあい戦闘体制は整っていた。

朝食後、パジャマを脱いで着替えている彼『ズボンがない!』

とブルーのジーンズを手にして訴えてきた。

息子『これは嫌やねん!』

『黒いやつがいいの!ポケットがチャックのやつじゃなくて!』

『なんでないの!?あーもう、こっちのも穴あいてるし!もう、ズボンがないっ!』

とわめき散らし、戦いの火蓋が落とされた。

ママ(私)『ないないゆうならパンツでいけば!?』

『ジーンズ嫌いとか、聞いてないしな!』

『他のズボンもあるやん!ちゃんとさがして!』

『チャックが嫌ならそれは二度と履くな!!』

と、応戦するも、納得できず部屋の奥のタンスの引き出しを荒っぽく漁る不機嫌な息子。

(思春期の女子かっ!!!!)と、わなわなしてきた母、

『ちゃんときいてる!??』

『人の話は顔見てちゃんときけっ!もう、しらんっ!!』

怒りマックスの母に、さすがにまずいとこちらを向き、まっすぐに立つ息子。

ママ(私)『ママは何も悪いことはしてないのに、こんなんで朝から怒られるのは気分がわるいっ!怒られる意味がわからない!!話もちゃんと聞かへんし!こんな気の合わないやつとは一緒におやつをたべたくない!』と今日のおやつは抜きになるぞとほのめかした。

さすがに堪えたのか、彼の表情が怒りから悲しさに変わったのがわかった。そして、おもむろにタンスの横にあったスタンド式のライトを自分に光があたるように向けなおした。私は怖い顔をしていたのだが、ちょっとよくわからない息子の動きに心のなかではすでに『?』マークが飛んでいた。(????)

何度もライトの位置をかえてはこちらをじっと見て、かえてはこちらをじっと見て、、、

はっと気づいた!息子は『ちゃんとママの顔をみて話しているよ』と私にわかるようアピールしているのだと!

気づいた瞬間、笑いそうになったものの、今は戦い真っ只中。折れるわけにはいかないと、必死で笑いを堪えて、彼の行動の不当さを説いた。あきらかに、おやつほしさに改心した息子、私の訴えは理解されたのかあやしく、もういっそ笑い飛ばしてチャラにしたほうがよかったのかとも思えたが、彼が学校へいってから、散乱する洋服の片付けに予想外の時間をさく羽目になったのだ。さらに、10時30分からの美容院が迫ってき、美容院へ急がねばと15分間、ダッシュと歩きを繰り返す羽目になり(ずっとダッシュは無理)

『くそぉ!あれさえなければっ!!!』

っとおもってしまった。

 

遅れながらも、いつもの担当美容師さんに、慌てぶりに笑われながら暖かく迎えてもらえ、癒された瞬間だった。

それから10年以上ぶりに髪の色を変え、気分も一新。カラーも終わり、美容師さんと談笑して上機嫌でお会計となったところで、美容師さんがもっているクレジットカードの支払いに使う器械に記された時刻に凍りついた。

『13:25』

フランスの水曜日は学校が午前中しかなく、小学生は13:20から13:30の間に父兄が迎えにいかなければならないのだ。『!!!』美容師さんに急いでお別れをつたえ、再び大慌てで朝の道を同じようにデジャビュのように逆走し息子を迎えにいった。

 

美容師さんから『ブリーチしてますが、室内だとわかりにくいかもしれないですね』と言われたものの『ここまで変わってて家族がわからなかったら、眼科へつれていきますよ(笑)』といっていたのだが、帰宅後、息子からもさほどのリアクションもなく、娘からもほとんどなく、さらには深夜遅くに帰って来た旦那さんはお疲れで全くのノーリアクションで寝てしまった。

『全員、眼科の予約をいれてやろか!』と全員が寝静まったなか思った。

 

それから、以前から知人に頼まれてた娘の学校である文化行事の案内状の制作をした。ひたすら写真と文章を入れ換える作業をし、完成したものを送信するも、作れども作れども、行事を担当する委員からオーケーが降りず。深夜だろうとラインで訂正案がおくられてくる。ピコンピコンとなる携帯にイライラしながら、いっそ携帯のラインアプリをぬいてやりたくなった。気づけば2時をまわっていた…『なぜに夜中にタダ働き????』とか、思いつつも早く寝たいがため、無心で作業をした。3時過ぎ、寝る前に洗面台にいくと、鏡には美容院に行ったとは思えない疲れきった有り様の自分がいた。

息子の真似して、明日は照明でもあててやろうか!!と、やさぐれて終了した昨日だった。

 

 

昨日は昨日。

気分新たに今日も1日がんばるぞ。

がんばれ、私。