娘&息子の謎
昨夜、息子が寝る直前におもむろに学校の鞄をあさりながら、
『しまった!宿題まだ他の残ってた!』といいだす。
しかし、バカンスあけの久々の学校でへとへとになって帰って来たので、寝る直前の彼はもはや脱け殻もいいところ。そこから、宿題をやるなんて不可能と判断し、朝早く起きてから宿題をするようにと伝え寝かせた。
娘の通学時間が少し遅めの火曜日はいつもなら7時半に起きるのだが、今朝は息子の宿題のこともあり7時過ぎに起床となった。私が起きるとすでに娘が起きていた。
今日がテストとのことで、早起きをして一人食卓で勉強をしていた。リズムが整い気分さえ向けば起きれる彼女。時折こうして一人で早起きをして勉強しているのだが、その姿を見ると、一体誰の遺伝子がああさせているのかと、あまりの該当者の無さに謎でしょうがない。
息子を起こしてから、娘は勉強道具を片付け、朝食をとった。野菜サンドにゆで卵、ブルーベリー入りヨーグルトとオレンジジュース。少し早めに起きたから、ゆったりと朝食をとった。
しかし、ゆったり食べてる場合じゃなかった人が一人いたのだ。息子だ。
それに気づき、途中から早く食べるよう促す。『ちょっと!急がんと!』
『早くしな学校の時間になるよ!』『宿題あるんやろ!?』『いそいで!』『はやく!』『もうちょい!』
しかし、速度はかわらず。
食べてる横でそこまで慌てさせるのもどうかとも思うが、相手は誰あろう息子。
『ヨーグルトは黒い方のお皿にいれてほしかったな~』と、呑気に呟かれる始末。
微塵も慌てない彼。
アプローチを変え『次は黒いお皿にいれるようにするから、早く食べてくれる?』と嘆願する。『わかった。じゃあ次は黒にしてな。』と返答する息子。
そして、ようやく慌ててくれだした、、、と言いたいとこだが、やはり何もかわらず最後まで呑気に食べ続けた。
ようやく残りわずかな時間で宿題にとりかかった。算数の宿題で複数桁の掛け算の問題が並んでいる。一問目のひっさんを書きながら問題を口にする
息『2かける3は… 2かける8は…これとこれを足して…』
おー、こんな問題が1人でできるようになったかぁ、と横でコーヒーをのみながら感心していると、
息『3たす5は……3たす5……3たす…!』
マ(私)『?』
息『ママ!!"3たす" から "す" を引いたら!?』
マ『え?』
息『サンタやーーーん!!!』
(『さっさと、宿題しろやーっ!!!!!』)
今日も心の中で絶叫。
娘、爆笑。
娘『いや、宿題は?やらな。(笑)』
息子『でも、サンタやで!サンタ!!』
時折どころじゃなく、遺伝でもなく、息子全てがオールウェイズ謎。
しかし、そこまではしゃがられると、さすがの私もつられて笑いが込み上げた。にらめっこをしてるつもりは毛頭ないのに、なぜか負けた気分になった。
結局、宿題も一問しか進まず学校へ行くはめに。おまけに遅刻ギリギリの出発。
なんとも慌ただしい朝だったが、
朝から笑えたのでよしとする。
担任の先生、ごめんなさい。